狸平トンネルJV工事事務所様ならびに松本建設事務所整備課様のご協力により、現場技術研修会を開催しました。

今年の8月末に貫通したとのことですので、昨年（2023年10月17日）に引き続き2回目の訪問です。

【見学現場】

令和2年度 防災・安全交付金（道路）工事　（狸平トンネル）

【工事概要】

・国道158号　松本市　狸平トンネル

（長野県松本市安曇　稲核～狸平）

・発注者：長野県松本建設事務所

・施工者：鹿島・守谷商会・北信土建JV

・工　期：2021年7月2日～2025年8月29日 

工事概要や進捗状況をご説明いただきました。

・トンネル全長：1,060m（掘削全長 1,058.5m)

・進捗率：90.3％（2024年9月末）

・見学時作業：終点側坑口エリアの防止シート・アーチ補強鉄筋工 等

現場事務所から工事現場へ移動し見学です。

起点側坑口部（上高地 方面側）

起点側坑口部から車で約900m移動すると、終点側坑口がみえてきました。

覆工（防水シート・アーチ補強鉄筋工）の説明を受けています。

終点側坑口（松本市内 方面側）の説明を受けています。

見学時は、終点側坑口付近でセントル※の移動と設置の微調整をされていました。

セントルの移動時には、安全のため音楽が流れます。

※セントルとは

トンネル内の壁部分のコンクリートを打設するための 移動式型枠の事で、レールの上を移動しながらトンネルの壁を作っていきます。

水がトンネル内部に漏れないよう防水シートを設置した後、コンクリートを打設します。

無事故でトンネルが完成しますことを祈念し、また令和10年以降の開通を楽しみに現場を後にしました。

お忙しい中、貴重な機会をつくっていただき、関係者の皆様には大変お世話になりました。